わたしたち講師や卒業生、学生は、わたしたちの学びや人生の経験が誰かの役に立つことを願っています。
そのためには、わたしたち自身が心身ともに健やかであり、健康でなければいけません。
わたしたちが健やかに健康であり続けるためには、自分ひとりの力だけでは十分ではないこともわたしたちは知っています。
仏教の言葉で「サンガ」という言葉があります。
禅僧であり、マインドフルネスの実践についての多数の著書を持つティク・ナット・ハンはその著書の中でこんなことを話しています。
仏教のサンガは出家者、在家者にかかわらず、おたがい同士の最高の資質を鼓舞するために集まって修行するグループをさします。
中略
私にとってのサンガとは、生活をともにしている人や愛する人と一緒に修行をつづけながら、学びあう集団のことです。
聖なるサンガとは言えないかもしれませんが、その集まりが集う人たちを変容へと導くならば、
それは真のサンガと言えるのです。
修行をするのに、完全で神聖なサンガは必要ありません。
不完全なサンガで十分なのです。
おたがい同士が励ましあいながら、一歩ずつ、気づきの修練をすることによって、サンガを築き上げ、
発展させてゆくのが理想です。
「生けるブッダ、生けるキリスト」より抜粋
ホメオパシーやフラワーエッセンス、ハーブ療法などの自然療法は、病気になった時や不調に陥った時に役立つ素晴らしい療法です。
もう一方、病気にならない、病気に負けない、そんな方法はないのだろうか?そんな暮らし方はないのだろうかと考えます。
そんなことを一緒に考え、情報を共有し、経験を分かち合う、そういう場があれば良いと思います。
元気で人生を謳歌するためには、時に健康や病気のことを真剣に考えたり、様々な治療法のことを研究したり、食を見直したり、ひとりで考えるのは難しくても、いろいろなバックグラウンドを持つ仲間(医師、看護師、子育てのベテランママ、ホメオパス、食の専門家、運動の専門家など)の力を借りれば答えも見つかるのではないでしょうか?
神楽坂の場所がそんな場所になるように活動していきたいと思います。
わたしたちは、「サンガ」を理想としています。
特定の宗教を持つわけではありませんが、健康な人も病の中にいる人も、治療家も学生も、みんなが集って成長できる場所になるようにと考えます。
これから癒しと学びを軸として様々なことを企画していきますので、多くの方にご賛同いただければ幸いに思います。ぜひ一緒に学び、癒されましょう。
東京スクールオブホメオパシー
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